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この記事で分かること
– 電気代を下げる方法は、2つしかありません
– 座ったまま使うなら、W数の切り替えで差がつきます
– 出入りする場所なら、人感センサーが効きます
– 迷ったときにどれを選べばよいか
朝の脱衣所が、急に冷えるようになってきました。小さいヒーターを置こうと思って楽天で探したんですが、どれにも「省エネ」「節電」と書いてあって、1時間あたりいくらかかるのかが一向に分からないんです。
400W、600W、1200W、1500W。数字はばらばらなのに、省エネという言葉だけは全部に付いていました。
1時間いくらかかるのか、商品名からは分かりませんでした
調べてみると、電気代の出し方はとても単純でした。W数に、使った時間を掛けるだけです。
電気料金の目安単価は、全国家庭電気製品公正取引協議会が1kWhあたり31円としています。これを使うと、1時間あたりはおおよそ、400Wなら約12円、600Wで約19円、1200Wで約37円、1500Wなら約47円になります。
同じ1時間でも、W数が違うと4倍近く開きます。「省エネ」という言葉より、この数字のほうがよほど比べやすいと思いました。
電気代を下げる方法は、2つしかありません
式が「W数×時間」なので、下げる方法も2つだけです。W数を低くするか、使う時間を短くするか。
W数を低くする側は分かりやすいです。低い出力で使えば、1時間あたりが下がります。そのかわり、暖まり方も穏やかになります。
時間を短くする側で効くのが、人感センサーです。人がいなくなると止まり、戻ると動く。消し忘れや、ちょっと席を外しているあいだの無駄が減ります。
ただ、ここに落とし穴がありました。座ったまま使う場所では、人感センサーはほとんど働きません。ずっと人がいるので、ずっと点いているからです。センサーが効くのは、脱衣所やトイレのように人が出入りする場所でした。そこで、置く場所ごとに4台を見ていきます。
座ったまま使うなら、W数の切り替えで差がつきます
Enterbox セラミックヒーター 600W/1300W
商品名に600Wと1300Wの切り替え、転倒自動オフ、小型、卓上とあります。人感センサーは書かれていません。
デスクの足元のように座って使い続ける場所ならセンサーは要らないので、この構成で困りません。低い600W側なら1時間あたり約19円、1300W側だと約40円と、倍以上違ってきます。寒い朝だけ強くして、あとは弱で使う、という使い方が合っていると思います。
レビューは6,691件で★4.35。今回の4台でいちばん件数が多い商品です。商品名に「12畳部屋対応」ともありますが、セラミックヒーターはもともと部屋全体より足元をすぐ暖めるのが得意な暖房なので、広い部屋で使うつもりなら、暖まり方をレビューで確かめておくと安心です。
出入りする場所なら、人感センサーが効きます
RAKINO 人感センサー付き 400W
400W、人感センサー、角度調節、過熱保護、転倒オフと商品名に並んでいます。トイレ、洗面所、脱衣所と、使う場所まで書かれていました。
今回の4台でW数がいちばん低く、1時間あたり約12円です。そのうえ人がいないときは止まるので、1時間あたりと使う時間の両方を抑える構成になっています。そのぶん暖める力は控えめで、狭い場所の足元向けです。
レビューは751件で★4.55。4台の中でいちばん評価が高い商品です。
山善 人感センサー 1200W/700W
山善の人感センサー付きで、1200Wと700Wの2段階切り替えと商品名にあります。型番はHF-L122とDSF-TL12で、脱衣所向けと書かれています。
RAKINOより出力に余裕があるので、少し広めの脱衣所でも暖まりやすいはずです。そのかわり1200W側で使うと1時間あたり約37円で、RAKINOの3倍ほどになります。寒い日は1200W、それ以外は700W(約22円)と使い分けるのが現実的だと思います。
レビューは5,845件で★4.32。メーカー名と型番がはっきり書かれているのは、4台のうちこの商品だけでした。
部屋ごと暖めたいなら、温度調節を見ます
Hitidear 人感センサー 温度調節 首振り
人感センサーに加えて、温度調節、首振り、タイマー、リモコンが付いていると商品名にあります。出力は8W/900W/1500Wの3段階です。
最大の1500Wだと1時間あたり約47円で、今回の4台でいちばん高くなります。そこで効いてくるのが温度調節です。設定した温度に近づくと出力を落とす仕組みなら、ずっと最大で動き続けることは避けられます。ただ、8Wがどういう運転のときの数字なのかは、商品名からは読み取れませんでした。気になる方は商品ページで確かめてください。
レビューは1,112件で★4.44。首振りで広めに風を送れるので、4台の中では部屋側に寄せた1台です。
どれを選んでも、つけっぱなしは高くつきます
計算してみて分かったのは、セラミックヒーターは長くつけっぱなしにすると、思ったより電気代がかさむということです。たとえば1日2時間を30日使うと、1200Wで約2,230円、400Wでも約740円になります(目安単価31円/kWhで計算。2026年9月時点の公表値)。部屋全体を長い時間暖めたいなら、エアコンと組み合わせるほうが合っていると思います。
安全面では、4台のうち3台に、倒れたときに止まる機能が商品名で書かれていました。山善の商品名にはその記載が無かったので、商品ページで確かめてください。どの機種でも、洗濯物や紙を吹き出し口の近くに置かないのは基本です。
それから正直に書いておくと、私はどれも実際には使っていません。電気代は目安単価を使った計算で、自分で測った数字ではありません。実際の金額は、契約している電力会社の単価によって変わります。
迷ったらこれ
脱衣所やトイレに置くなら、RAKINOの400W人感センサー付きを選ぶと思います。今回の4台でW数がいちばん低く、人感センサーで使う時間も減らせるので、電気代を下げる2つの方法を両方持っているからです。評価も4台でいちばん高い数字でした。
デスクの足元のように座ったまま使うなら、センサーは働かないので、W数を切り替えられるEnterboxのほうが合っています。
電気代は、W数と使う時間の掛け算です。置く場所で、どちらを減らしたいかを先に決めると、ずいぶん選びやすくなりました。
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